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THE 3RD TWO – FROM POSTWAR-FEMINISM TO POST-FEMINISM IN EAST-ASIA
Date: Oct 22th – Nov 24th, 2004
Venue: GALERIE DER KÜNSTLER*INNEN
Maximilianstraße 42
80538 München
Screening: November 10th, 2024, from 3:00 – 5:00 p.m. Tomiyama Taeko – Seas of Memory; Moderation: Jae-Hyun Yoo; Sun
Website link: https://bbk-muc-obb.de/event/the-3rd-two-from-postwar-feminism-to-post-feminism-in-east-asia/

東京大学東洋文化研究所より東洋文化第101號、特集「世界史を越境する/世界史に共振する ——画家・富山妙子の作品世界——」が出版されました。

序にかえて:「大津波のあと」から 真鍋 祐子

I 部 世界史を旅する画家

美術家、富山妙子の軌跡と展開——1990年代以降を中心に—— 小林 宏道

富山妙子における「新しい芸術」の模索——敗戦後から1960年代までを中心に—— 徐 潤雅

富山妙子とラテンアメリカ——文献およびインタビューから読み取る植民地主義批判への目覚め—— 高際 裕哉

画家・富山妙子とトランスナショナルな連帯——越境する作品、共振する感覚—— 李 美淑

アートにみる植民地主義と女性の身体——富山妙子の中国・「満州国」・韓国との出会い—— 坂本 ひろ子

The Past Within Her:Tomiyama Taeko`s Sorrows of War and the ‘Postwar’ ~What a Woman Artist Saw~ Rebecca Jennison

II 部 富山妙子をめぐる「場の力」

The Power of Place: Pathways from Awaji Island  Laura Hein
淡路・富山妙子「解放」の原点——縄騒動、そして人形芝居—— 金子 毅

ベルリンの富山妙子——フェミニストのアーティストがどういう風にしてトランスカルチャーの空間とネットワークを大きくすることができたのか?—— イルゼ・レンツ、浜田 和子訳

韓国の民主化運動および金芝河救援運動へのメキシコからの連帯 アルフレド・ロメロ=カスティージャ、高際 裕哉訳

富山妙子が立ち続けた場所 古川美佳

2021年3月18日~3月29日まで国立新美術館で開催されている『日本アンデパンタン展』での企画展示『日本アンデパンタン展と女性作家たち』において富山妙子の作品が2点が展示されました。

戦後すぐ初期の頃に何回か出品していましたが、富山妙子の作品が国立の美術館で展示されるのは初めてとなります。
今回出展している作品は古い炭鉱をテーマとした作品と、2000年代に描かれた『黒い河』の油彩2点です。

日本美術会サイト
第74回日本アンデパンダン展の実施について
第74回日本アンデパンダン展「企画展示 日本アンデパンダン展と女性作家たち」(2021.3.18-3.29 国立新美術館)

国立新美術館
住所:〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
企画展:10:00-18:00
※会期中の毎週金・土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで。
※展覧会によって、観覧時間が異なる場合がありますので、企画展のページをご覧ください。

©Mai Inaba

2021年3月12日~8月31日まで韓国延世大学博物館・東京大学東洋文化研究所主催の展覧会『富山妙子の世界 記憶の海へ』が韓国延世大学博物館で開催されています。3月12日(金)には『富山妙子の世界 記憶の海へ』展示の開会式と学術行事が行われました。

『富山妙子の世界 記憶の海へ』展覧会
日程:3月12日~8月31日
会場:韓国延世大学博物館

『富山妙子の世界 記憶の海へ』展示の開会式と学術行事(3月12日)
展示の開会式と学術行事の録画はこちらから視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=s9KXZxyL58g&t=15601s (日本語版)

森美術館、ヒュンダイ・テート・リサーチセンター・トランスナショナル共催シンポジウム

「アレクサンドリアから東京まで:アート、植民地主義、そして絡み合う歴史」

https://www.mori.art.museum/jp/learning/4418/

日時:2020 年 12 月 3 日[木]― 12 月 4 日[金]

会場:オンライン配信、YouTube

 

「引揚げ芸術」としての富山妙子:東アジアのポストコロニアルな美術史は可能か?』山本浩貴(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科助教、京都芸術大学美術工芸学科非常勤講師)

https://www.mori.art.museum/files/learning/2020/12/02/Tate_x_Mori_symposium_day2_abstract.pdf

 

 世界に変革の風が吹いていた1970年代、新しい芸術運動として、絵:富山妙子、音楽:高橋悠治との共労によるスライド作品を自主製作する「火種工房」を立ちあげた。それは困難な道であったが長い歳月のなかで、いつしか東アジアの歴史を紡ぐ語りの芸術になったのではないでしょうか……
(協力:火種工房、多摩美術大学美術館)

会期中の関連企画

富山妙子展イベント ―絵と音楽と詩が出会って時代を解く― 「何も信じられない時代に何を語る?」
日時 12月3日(土)13時より
場所 原爆の図丸木美術館 新館ホール
料金 500円(入館料別途)
出演

絵:富山妙子(画家)

音楽:高橋悠治(音楽家)
1938年東京に生まれる。1960年代に草月アートセンターで前衛音楽運動に参加し、以後ピアニスト・作曲家として活動多数。1970年代は日本で音楽雑誌『トランソニック』を編集。1976年から画家・富山妙子とともにスライドと音楽による物語作品の製作を続ける。1978年にアジア民衆の抵抗歌を歌う「水牛楽団」をつくり、月刊『水牛通信』を発行。詩人・藤井貞和とは1995年以来コラボレーションをつづけ、2000年に劇場作品『泥の海』を上演。

言葉:藤井貞和(詩人)
詩人、日本文学研究者。1942年東京生まれ。和歌、古代歌謡、沖縄歌謡などから多彩な言葉を集めて日本語の可能性を探求し続けると同時に、戦争、いじめ、家、民族、女性など現代の問題に対峙し続けてきた。近年の著作に、『人類の詩』(思潮社)『文法的詩学』(笠間書院)、『言葉と戦争』(大月書店)、『水素よ、炉心露出の詩――三月十一日のために』(大月書店)など。

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