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原爆の図丸木美術館にて『富山妙子 終わりの始まり 始まりの終わり』特別展示
(2016/11/16~2017/1/14)

 世界に変革の風が吹いていた1970年代、新しい芸術運動として、絵:富山妙子、音楽:高橋悠治との共労によるスライド作品を自主製作する「火種工房」を立ちあげた。それは困難な道であったが長い歳月のなかで、いつしか東アジアの歴史を紡ぐ語りの芸術になったのではないでしょうか……
(協力:火種工房、多摩美術大学美術館)

会期中の関連企画

富山妙子展イベント ―絵と音楽と詩が出会って時代を解く― 「何も信じられない時代に何を語る?」
日時 12月3日(土)13時より
場所 原爆の図丸木美術館 新館ホール
料金 500円(入館料別途)
出演

絵:富山妙子(画家)

音楽:高橋悠治(音楽家)
1938年東京に生まれる。1960年代に草月アートセンターで前衛音楽運動に参加し、以後ピアニスト・作曲家として活動多数。1970年代は日本で音楽雑誌『トランソニック』を編集。1976年から画家・富山妙子とともにスライドと音楽による物語作品の製作を続ける。1978年にアジア民衆の抵抗歌を歌う「水牛楽団」をつくり、月刊『水牛通信』を発行。詩人・藤井貞和とは1995年以来コラボレーションをつづけ、2000年に劇場作品『泥の海』を上演。

言葉:藤井貞和(詩人)
詩人、日本文学研究者。1942年東京生まれ。和歌、古代歌謡、沖縄歌謡などから多彩な言葉を集めて日本語の可能性を探求し続けると同時に、戦争、いじめ、家、民族、女性など現代の問題に対峙し続けてきた。近年の著作に、『人類の詩』(思潮社)『文法的詩学』(笠間書院)、『言葉と戦争』(大月書店)、『水素よ、炉心露出の詩――三月十一日のために』(大月書店)など。

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